首詳細

むち打ち(むちうち)症③


自動車の衝突事故においてむち打ちが発生する際、具体的に人の首がどのような動きを強いられるかは衝突を受けた時の力の方向により変わります。

追突を受けた場合は、首は後方にしなり頭部は反る状態(過伸展)となり、その直後反動により首は前方にしなって頭部が前に揺られる状態(過屈曲)となります。

これに対して、前からの衝突―正面衝突の場合は頭頸部の動きは追突を受けた時とは正反対の運動が起こります。

 

前に話したように、むち打ち症は筋肉・靭帯等の軟部組織損傷が大半を占め、残りが椎間板の損傷(ヘルニア等)及び頸椎自体の

損傷(骨折・脱臼・脱臼骨折)となりますが、むち打ち症の中でも重篤なのが神経組織に与える影響です。

首の場合は頸髄(中枢神経)及び頸神経(末梢神経)から構成されていますが、頸髄を損傷した場合はより事態は深刻となります。

特に、頸髄の高位を損傷してしまうと脳幹の延髄という部分と接しているために呼吸困難に陥り死に至る事もあります。

たとえ死を免れたとしても、運動機能障害(基本的に首から下は運動不能)・感覚機能障害(温覚・冷覚・圧覚・触覚・痛覚・深部感覚

の麻痺)・自律神経系障害(発汗障害・排便障害・排尿障害)等の重度の障害が残りその後の生活は過酷なものとなってしまいます。

頸髄損傷の原因として一般的なのは、頸椎の損傷と合併して折れた骨片が頸髄を傷つける、あるいは切断してしまう事が殆どです。

事故現場などで担架に搬送されている人の首に頑丈な装具が着けられている場面を見たことがあるかもしれません。

これは首の動揺をなるべく抑えることにより頸髄を損傷から守る、または損傷の悪化を防ぐというのがその理由です。

末梢神経である頸神経に対してもむち打ちは多様な症状を引き起こします。

 

当院は交通事故によるむち打ち症に対しても適切な診断、治療を行っております。

交通事故でお困りの方は一度ご相談してみて下さい。

 

 

 

その②

有限会社とわ 大沢接骨院

住所 〒266-0011 神奈川県横浜市緑区中山町157 エタージュ中山1F
アクセス 横浜線「中山駅」から徒歩1分
TEL 045-935-1526

診療時間
午前 8:00~12:00
午後 2:30~8:00

休診日 年中無休(正月を除く)
    詳しくはお知らせをご覧ください。

当院Facebookページはこちら
http://on.fb.me/1ObXilv
  • facebook