むち打ち・・・・　この言葉は大抵の人はご存知かと思います。
これは正式な医学用語ではなく”突き指”と同様に発生機序を
表した言葉に過ぎません。
正式には『外傷性頸部症候群』と呼ばれています。むち打ちと聞いて
先ず思い浮かべるのが交通事故ですが、実際にはこれだけではなく
スポーツ時、特にコンタクト系の競技時や日常生活、仕事の場面における転倒、転落時
にも発生します。むち打ち症の７～８割は交通事故が原因で起こるといわれています。

人体の中で頸部（首）は外力に対して特に脆弱な部位であり、
頚椎（首の骨）の中腔には頸髄という太い神経が収められていて脳と直接繋がっています。
この頸髄は脊髄の高位にあって、ここが損傷を受けると、手足を動かしたり、痛みや温覚・冷覚・
圧覚・触覚等の感覚が麻痺してしまい、最悪死に至る場合もあります。
このように頸部は人の体の中で生命活動にも関係する重要な場所を含めています。

むち打ちとはその名の通り、首が鞭のように強く揺さぶられて起こるのですが、それにより
発生する病態はさまざまで症状の程度も様々です。

当院では交通事故等によって受けたむち打ち症の治療にも
対応していますので、安心してご来院してください。

その②