人の頭はどのくらいの重さがあるか知っていますか？

体重の約１０～１３％・・・・・体重５０㎏の人であれば５～６.５㎏、８０㎏の人であれば８～１０.４㎏となり
かなりの重量物が首の上に常に存在していることになります。

そこに重力という目に見えぬ力がさらに加わるので、特にデスクワークなどで長時間同一姿勢を保持している人は、

首や肩に相当な負担がかかっている事は容易に想像できるかと思います。

例えば、車の追突事故において、徐行時のようなかなり遅いスピードであったとしても車のように総重量のある

物体が衝突すれば、かなりのエネルギー（外力）が生じて車内の人の首には瞬間的に強い揺さぶりが発生します。

その時に首がダメージを被りやすい理由として、上記の首に対する頭部の解剖学的な関係があるといえます。

さらに、追突が不意であった場合、あるいは首周りの筋肉があまり発達していない女性や子供、もしくは肩こりで

筋肉の状態が良好でない人の場合はダメージを受ける確率はかなり高いものとなります

むち打ちにより受けるダメージ＝損傷の形態はいくつかありますが、その中で特に一番多いのが筋肉・靭帯等の軟部組織の損傷です。

頚椎捻挫、又は頸部捻挫と呼ばれているもので、むち打ち損傷の全体の７～８割近く占めています。

骨折、脱臼はレントゲンやＭＲＩ等の機器により診断可能ですが、筋肉・靭帯等の軟部組織損傷はむち打ちが起きた場合でも

画像上は異常が認められない場合が殆どです。問題なのは画像診断の結果に安心して、治療を受けなかったり、疎かになってしまうことです。

当院は交通事故によるむち打ち症の治療に対して十分な実績が有りますので安心してご来院してください。

その① その③