肘詳細

小児の骨折 上腕骨顆上骨折②


前回は、発生機転についてお話させていただきました。

今回は「特徴」についてお話します。

 

 

小児の肩から指先に起こる骨折の中でも群を抜いて最も多く発生する骨折です。

 

手をついて転倒した際、肘の周辺に激しい痛みと腫れ,運動障害(肘の曲げ伸ばしがしづらくなる)などが起こります。

 

 

最悪の場合には神経を傷つけてしまうこともあります。

主に前腕の屈筋群(手首を手のひら側に曲げる筋肉)を支配する「正中神経」「尺骨神経」の損傷と前腕の伸筋群(手首を手の甲側に起こす筋肉)を支配する「橈骨神経」の損傷があります。

特に正中神経もしくは橈骨神経のどちらかがメインで損傷します。

 

 

また、手をついた際などの力の具合により骨片転位(折れた骨が移動すること)が起き整復操作(元の位置に戻す行為)が必要な場合があります。

 

 

その後、骨がズレないように固定をします。

固定期間は約4~5週間

固定をしている間も肘以外の指などはこまめに動かし、腕全体に血流が回るようにしなければリハビリ期間が長くなり治りが遅くなります。

 

骨がつき固定を外し、徐々にリハビリを行っていき骨が折れる前と同じ機能をゆっくり取り戻していきます。

自宅でも行えるリハビリを指導し、回復を早めます。

 

 

 

終わりにお子様が手をついたなどのケガをされた際に、肘が腫れたり、曲げ伸ばしができないなどの症状が出た場合は早めの医療機関への受診をおすすめいたします。

 

 

 

 

 

 

有限会社とわ 大沢接骨院

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